豊かさと健康

以前、何気なく見ていたテレビ番組の中で動物学者の先生が話していたことを最近よく思い出す。

『野生の動物は、生きるために必要な分しか食べ物を食べません。
必要以上に食べ物を食べるのは私を含め、人間と人間に飼われてしまった動物達だけなのです。
とにかく、人間にいたっては豊かになればなるほど過剰に食物を摂取する傾向があると言えます。過剰に摂取すれば、失うものも多くあるのです。
このままでは、これまで絶滅していった野生動物のように人間も滅びる時がくると私は思います。』

ちょうど、ダイエットを始めた頃に耳にした言葉なので強烈に印象に残っていた。

この言葉を聞いて、

確かに・・・昼食として仕事の合間に食べていた菓子パンやおにぎり、野菜ジュースなどは、食べてもたいしてお腹の足しにならないし、特に美味しいものでもない。

いっそのことお昼は水分補給のみにして、朝と夜は妻の食事をしっかり食べようと何気なしに決心した。

実行してみると、慣れれば確かに何ともない。

体重は当然減るし、健康状態はむしろ良くなったと思う。

食べ物だけに限らず、生活環境全般において不足の無い豊かな世の中になった。

自分自身に照らし合わせれば、

・少しの距離でも歩かずに車を使う。

・少し暑さや寒さを感じれば快適なエアコンを使う。

・少しわからないものがあればパソコンで調べる。

・携帯電話があるので身近な人の電話番号すら覚えていない。

・ボタン一つで掃除してくれるお掃除ロボットまである。

豊かさを例にだせばきりがない。

一度、豊かさを味わうといつの間にかそれが当たり前のことになっている。

その分だけ、人間が本来持っていた能力が徐々に失われているのだろうな。

と、テレビで見かけた動物学者の言葉を思い出すたびに感じる。

最近、私と同世代か私より若い患者さんと出会うと強く感じることがある。

自分の身体に対して色々な意味で過保護なことが多いのだ。

例えば、「身体が冷えて困る」とよく女性から相談を受けることがある。

冷えて困るという女性のほとんどは、保温機能の高いアンダーウェアを着て、タイツを履き、背中とお腹と足の裏にカイロをしているのに「身体が冷える」と悩んでいる。

食生活の影響も非常に大きいのだが、東洋医学的な視点から診ると、

身体の外から温めすぎることによって、身体が持つ発熱機能が著しく低下してしまっている状態といえる。

豊かさが与えてくれるものは非常に大きいが、その反面、人間の身体や健康にとって失うものも多いのではないかと最近つくづく感じる。

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プロフィール

つじもと鍼灸院

辻本 友樹(Tomoki Tsujimoto)
◇はり師、きゅう師
◇理学療法士
◇社会福祉士
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